ヘイゼル・ハイタワーは、時間移動装置「タイムスキッパー(Timeskipper)」を発明した冒険家であり、S.E.A.メンバーの一人である。
フルネームは、Hazel Louise Hightower(ヘイゼル・ルイーズ・ハイタワー)。ハリソンハイタワー三世の娘である。
2026年のD23を発端とするアーティファクト盗難事件に、正体不明の人物として登場した。父親の悪評を理由にS.E.A.への入会を拒絶された過去を持ち、時間旅行によって自分の才能を証明するとともに、父親が盗んだ宝物を元の場所へ返そうとしていた。
登場
| 2026/8 | D23を発端とするアーティファクト盗難事件の謎解きに、正体不明の人物として登場した。この時点では姿も名前も不明だった。 |
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| 2026/10 | Disney Parks Blogや公式Instagramで彼女のストーリーが明かされた。同時に、トロピカル・ハイダウェイには、本人のオールが追加され、S.E.A.メンバーとして加入した事実が明かされた。 |
ストーリー
生い立ち
1881年4月1日、エジプトに生まれた。
父親は、世界各地を旅して美術品や貴重な品々を収集していたハリソンハイタワー三世。ヘイゼルは、父親の行動や判断のすべてに賛同していたわけではないが、父を愛しており、好奇心を追い求めることや、冒険のある人生の価値を教わったと語っている。
幼い頃には、父の旅に同行して、アメリカ西部の鉱山町レインボーリッジを訪れたこともあった。
しかし、ロンドンの大学に通い始める直前、父は謎の失踪を遂げる。1899年12月31日に起きたこの出来事の真相を、ヘイゼル自身も知らない。
父を失ったことで悲しみと迷いを抱えたヘイゼルは、それを紛らわせるように勉学へ打ち込んだ。在学中には、時間を越えて旅をする装置の設計にも取り組んでいた。
S.E.A.への入会拒否
大学を卒業しても進むべき道を見いだせなかったヘイゼルは、父と同じS.E.A.への入会を希望した。組織に加わることで、人生の方向性や、新しい冒険への刺激を得られると考えたのである。
入会にあたっては、大学時代から研究していた時間移動装置の設計も披露した。しかし、会員たちはその構想を笑い、入会申請も拒否した。
拒否の理由は、彼女が「ハイタワー」であることだった。父親が失踪前に組織内で数々の問題を起こしていたため、娘も同じように問題を起こすだろうと判断されたのである。
家名によって自分の人柄まで決めつけられたことに、ヘイゼルは激怒した。そして、自分こそが史上最高の冒険家であり、入会を拒否した判断は誤りだったとS.E.A.に示すこと、ハイタワーという名前だけで自分の価値は決まらないと世界に証明することを決意した。
リッジ・ジュエルと父の盗み
入会を拒否された後、ヘイゼルはニューヨークにある父の家を訪れ、今後の計画を考えた。そこで思い出したのが、幼い頃にレインボーリッジで見た「リッジ・ジュエル(Ridge Jewel)」だった。
リッジ・ジュエルは、虹色の結晶が内部に詰まった、大きな卵形の晶洞である。町の鉱山で発見され、住民たちが楽しめるように展示されていた。
父がほかのS.E.A.メンバーと会うためにこの町を訪れた際、ヘイゼルも同行していた。しかし、その美しい宝物は後に姿を消し、S.E.A.の集まりでも大きな不祥事として話題になっていた。
父が旅先から品々を持ち帰る姿を思い返したヘイゼルは、リッジ・ジュエルを盗んだのも父だったのではないかと考えた。そして、自分は父とは違うと示すため、宝物をレインボーリッジへ返すことにした。
ただし、この時点での目的は返還だけではなかった。自分を見下したS.E.A.に恥をかかせたいという気持ちも強く残っていた。
タイムスキッパーの完成
ヘイゼルは、S.E.A.の冒険家たちにも成し遂げられなかった冒険として、時間旅行を実現しようとした。入会を拒否されてからさらに数年を費やし、時間移動装置「タイムスキッパー」を完成させた。
完成した装置を試すにあたり、ヘイゼルは父とレインボーリッジを訪れた翌日へ移動した。父が宝物をどこへ持ち去ったのかを確かめ、盗んだ当日に返還するためであった。
過去へ戻ったヘイゼルは、失踪以来初めて父の姿を目にする。そして、父が実際にリッジ・ジュエルを所持しており、膨大な収集品の中にあるS.E.A.の公式木箱へ隠していたことを突き止めた。
ヘイゼルは、宝物が発見された場合にS.E.A.へ責任を押しつけられるよう、父がこの木箱を選んだのではないかと考えている。
木箱が封印され、運び出される前に、ヘイゼルはリッジ・ジュエルを取り出した。そして、その代わりに手紙を残した。この手紙が、後にD23で発見されることになる。
時間を越えた謎解き
2026年8月のD23では、S.E.A.のアーカイブから運ばれた未開封の木箱が公開された。しかし、中に入っていたのはアーティファクトではなく、レンガと謎の手紙だった。
これをきっかけに、S.E.A.のアーキビストであるボニー・ブッカーが、Walt Disney Imagineeringの公式Instagramを通して捜査への協力を呼びかけた。
ヘイゼルはリッジ・ジュエルを携え、さまざまな時代や場所へ移動しながら、自分の名前につながる謎を残していた。著名なS.E.A.メンバーが訪れた時代や場所にも足を運び、彼らにはできなかった時間旅行を自分は実現できると示そうとしたのである。
謎の答えから得られる文字を並べ替えることで、彼女の名前が明らかになる仕組みだった。謎はディズニーランドの施設や装飾を題材としており、2ヶ月にもわたって実施された。
冒険による心境の変化
当初はS.E.A.を見返そうとしていたヘイゼルだったが、世界と時間を越えて旅を続けるうちに、怒りは次第に薄れていった。本人は、冒険が少しずつ心の傷を癒し、新しい可能性へ目を向けさせてくれたと語っている。
最後の謎では、恨みを水に流し、自分にはもう何かを証明する必要がないと気づいたことを明かした。
リッジ・ジュエルは、1886年のレインボーリッジへ、父が盗んだ直後の時点で返還された。その後、ヘイゼルはしばらく町に滞在し、住民たちとの暮らしを楽しんだ。
しかし、本人いわく、落ち着きがなく退屈しやすい性格でもある。やがてタイムスキッパーの限界を試すため、さらに遠い場所を目指すことにした。次の行き先や、その後の居場所は明かされていない。これは新アトラクションなどの伏線の可能性もある。
ヘイゼルは自分自身について、悪役と英雄の両方の側面を持つ人物だと述べている。
パークでの登場
トロピカル・ハイダウェイのオール
リッジ・ジュエルを返還した功績を称え、ディズニーランドのアドベンチャーランドにあるトロピカル・ハイダウェイには、ヘイゼル自身のオールが飾られた。
Disney Parks Blogは、このオールをS.E.A.の各メンバーに与えられる栄誉と説明しており、ヘイゼルをS.E.A.メンバーとして紹介している。
リッジ・ジュエルの展示と記念チケット
2026年10月20日、フロンティアランドのショップ「パイオニア・マーカンタイル(Pioneer Mercantile)」の外にあるチケットブースで、リッジ・ジュエルの展示が案内された。
このチケットブースには、リッジ・ジュエルに関する新聞の切り抜きも掲示されている。そこには、1886年にハリソンハイタワー三世がジェイソンチャンドラーとともに、リッジ・ジュエルの展示を訪れる写真が掲載されていた。
(c)hkdlfantasy.com
Disney Parks Blogによると、この新聞の写真は一夜にして変化した。宝石を手にしたヘイゼルが、父による盗難の直後に、町へ宝石を返す場面が写るようになったのである。これはヘイゼルの行動が結果として歴史を書き換えたということなのだろう。
また、謎解きに協力したゲストへの贈り物として、ヘイゼルからの記念チケットを無料で受け取れる企画も、期間・数量限定で実施された。
チケットには、次の冒険の行き先を自分で決め、自分自身の物語をつづってほしいという、ヘイゼルからのメッセージが添えられている。



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